金鉱山の探し方


981年、鹿児島県で「発見」された菱刈鉱床は鉄ではなく世界有数の「金」鉱床で、その埋蔵量は約250トンと推定されていますが、これを見つけた当時の金属鉱業事業団(現在の石油天然ガス金属鉱物資源機構、JOGMEC)では1987年から植物を用いた「植物地化学探査」を行ってきており、その広報HP上でも、

  植物地化学探査ではヤブムラサキが金鉱床指示植物として有効

であると明言しています。この「金山草」(カナヤマシダ、Athyrin yokoscense)とも呼ばれるイワデシダ科の植物は研究の結果「葉の部分に多くの金を含有する」特性を持っていることから『土壌を分析』するよりも広範囲に金鉱脈の存在を窺い知ることが容易である特異なもので、古代の金狩人も経験則として利用していた可能性があります。また、秋田県立大学の服部浩之氏によれば、

  シダ科のヘビノネゴザは重金属濃度の高い鉱山近くの土壌に優占して生育することから、
  古くから金属鉱床を探すための指標植物として利用されてきた(「秋田魁新報」H18.5.15朝刊掲載)

ことが知られており、これも銅や鉛の鉱床探索の目安になっていた事は間違いありません。ただ、この植物と金との関連性については、国立環境研究所の中嶋信美氏から、管理人の問いかけに対して、

  鉱脈近くに繁茂する植物としてヘビノネゴザというシダ植物が古くから知られていますが(中略)、
  残念なことに、ヘビノネゴザオが育成しているからといって必ず金の鉱脈が近くにあるわけでなく、
  可能性がやや高いといった程度のものです。

との回答を頂きましたので、旧事業団の言う「有効」性を、どのように経験則などに照らして、より「高い可能性」につなげて行くのかは、やはり数多くの「ヤマ」を渡り歩いた男達が身に着けた独特の「カン」に頼らざるを得ない部分(秘伝)があったと考えた方が良いようです。

参照:正しい金鉱の探し方


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